家計に優しいマイホーム購入術:貯金がなくても家を買える?
家計の状況は家庭ごとに異なります。中には1,000万円以上の貯金がある家庭もあれば、ほとんど貯金がない家庭もあります。
家族の医療費や教育費で一時的に貯金が減ってしまったこともあるでしょう。
私は基本的に「住宅購入時には最低でも何があっても1年間は暮らせるお金を残しておきましょう」とアドバイスしています。
しかし、全ての家庭にこのことが当てはまるとは限りませでした。
では貯金がほとんどない状態でもマイホームを購入することは可能なのでしょうか?
家計を守る!マイホーム購入のための賢い貯金法
まず、マイホーム購入に備えて貯金をすることの利点について詳しく説明します。
家具・家電の購入費用、予測不能な支出に備えるためには貯金が必要です。
貯金が多ければ、住宅ローンの借入額を減らすことができ、月々の返済額も軽減されます。
貯金ゼロでも安心!賢いマイホーム購入術
しかし、現実には貯金が難しい家庭も多いです。
生活費がかさみ、毎月の給料を使い切ってしまう家庭もあります。
そんな家庭でもマイホームを購入する方法はあります。
それは、やっぱり家庭の収入に見合ったローンを組むことです。
無駄な家賃を払い続けるよりも、マイホームを購入し、その後に貯金ができる場合もあります。
マイホームを先に買う?その後に貯金を始める方法
ここでは、マイホームを先に購入し、その後に貯金を始める方法について詳しく説明します。
例えば、現在の家賃よりも住宅ローンの返済額が低くなる場合、無駄な家賃を払わずに済み、マイホーム購入後に貯金を増やすことができます。
家計改善の見込みがある家庭が選ぶべき賢い道
この方法が適しているのは、将来的に家計改善が見込める家庭です。具体的には、以下のような家庭です。
- 通信費や保険料の見直しができる
- 配偶者の働き方を変更する見込みがある
- 奨学金の返済が近々終わる
- 自動車ローンの返済が終わる
- 親御さんからの十分な援助がある
- 土地が安い
など、これらの条件が整っている家庭であれば、マイホームを先に購入し、その後に貯金を始めることが賢明な選択となります。
成功事例:家を買ってから貯金を始めた家庭
実際に私がサポートしたご家族の事例を紹介します。
このご家族は、マイホーム購入後に配偶者の年収が増加し、自動車ローンの返済も終了し、希望するエリアの土地が安く、その土地購入資金は親御さんからの援助で一括購入できました。
これにより住宅ローンの返済額がアパートの家賃よりだいぶ低くなりました。
こういった条件がそろい、徐々に貯金ができる家計に変わりました。
この成功事例からも、貯金がなくてもマイホームを購入し、その後に貯金を増やす方法が有効であることがわかります。
新たな視点で家計改善を考える
「しっかりお金を貯めてからマイホームを買う」というのは理想的ですが、現実的には困難な家庭も多いです。
場合によっては、マイホームを購入し、その後貯金をする方が賢明な選択となることもあります。
この新たな視点を持つことで、より多くの家庭がマイホームを手に入れることができる可能性が上がります!
貯金ゼロでも夢のマイホームを手に入れる方法
今回伝えたいのは、「貯金があるから家を買っても大丈夫」「貯金がないから家を買ってはいけない」ということではありません。
家庭ごとの状況をしっかりと見極めることが大切です。
場合によっては「貯金をしてから家を買う」よりも「家を買ってから貯金をする」方が適切なこともあります。
状況に合った選択
このように、貯金ゼロでもマイホームを購入する方が長期的に見て有利になる場合があります。
大切なのは、自分たちの状況に合った最適な選択をすることです。
貯金がなくても夢のマイホームを手に入れる方法があることを忘れないでください。
自身の家づくりで大失敗のする寸前で回避。以後はその知識と経験を活かし、住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、顧客目線で不安を抱えることのない家づくりのサポートを行っている。