こんにちは!食品、野菜の価格が上がっていますよね、、、
おさまらない物価高騰は住宅業界も例外ではありません。
建築資材の価格が上がり、それに伴って住宅価格も上がっています。業者が提示する価格に対して「本当にこんなに高いの?」と感じる方が非常に多いです。
私たち消費者と物を売る立場の方々との価格設定のギャップが顕著です。
物価高騰でも安全に、無理なく家づくりをするためのライフプランの立て方についてお話しします。
物価高騰の背景と現状
まず、現在の住宅価格の上昇は、建築業者の利益の増加ではなく、建築資材の価格上昇が主な原因です。業者も仕方なく価格を上げているのが現実です。でも、私たち消費者がそれを理解していても、高いと感じるのは当然のことですよね。
家族の将来の支出を見える化する
住宅購入を考える前に、まずは家族の将来の支出を見える化することが大切です。具体的には、以下のような項目をリストアップしてみましょう。
教育費
子供の教育費は、将来的に大きな支出となることが多いです。幼稚園から大学まで、公立か私立かによっても費用は大きく異なります。例えば、大学まで私立に通わせる場合、数百万円から数千万円かかることもあります。
車の買い替え
車を所有している家庭では、車の買い替え費用も考慮する必要があります。一般的に、車は10年程度で買い替えることが多いですが、新車の価格や維持費なども含めて計算しておきましょう。
老後資金
老後の生活資金も重要です。退職後の生活費、医療費、旅行などの娯楽費用など、どれくらい必要かを予測しておきましょう。特に年金だけでは足りない場合もあるため、余裕を持った計画が必要です。
収入と支出のバランスを考える
次に、家族の収入と支出のバランスを確認し、以下の点に注意して計画を立てましょう。
収入の把握
現在の収入だけでなく、将来的な昇給やボーナスなども考慮に入れます。また、共働き家庭の場合は、双方の収入を合わせた金額で計算しましょう。
支出の見直し
毎月の固定費(家賃、光熱費、通信費など)や変動費(食費、娯楽費など)を確認しましょう。
貯蓄の設定
収入と支出のバランスを見ながら、貯蓄額を設定します。貯蓄は、急な出費や将来の大きな支出に備えるためにも重要です。無理のない範囲で計画的に貯蓄していきましょう。
無理のない住宅ローンの返済計画
住宅ローンを組む際は、金利や返済期間をよく考え、無理のない返済計画を立てましょう。ここでは、住宅ローンの金利について詳しく説明します。
固定金利
固定金利は、ローンの返済期間中、金利が一定のまま変わらないタイプです。将来的な金利上昇のリスクを避けられるため、返済計画が立てやすいのが特徴です。でも、金利が他のタイプに比べて高めになることが多いです。
変動金利
変動金利は、一定期間ごとに金利が見直されるタイプです。一般的に、金利は固定金利よりも低めに設定されていますが、将来的な金利上昇のリスクがあります。金利が上がると返済額も増えるため、注意が必要です。
固定期間付変動金利
固定期間付変動金利は、一定期間(例:5年や10年)は固定金利で、その後は変動金利になるタイプです。初期の固定期間中は金利が安定しており、固定金利と変動金利の良いところを組み合わせた商品と言えば聞こえは良いですが、中途半端感があります。また、固定期間終了後の金利上昇リスクも考慮する必要があります。
ライフプランを立てることの重要性
ここまで述べたように、家族の将来の支出を見える化し、収入と支出のバランスを考えることで、無理のない住宅購入計画を立てることができます。そのために重要なのがライフプランの立て方です。
ライフプランの作成
ライフプランは、家族の将来の収入と支出を見据えた計画を立てることです。具体的には、以下のステップで進めると良いでしょう。
- 将来のイベントをリストアップ
子供の進学、車の買い替え、家族旅行、老後の生活など、将来の大きなイベントをリストアップします。 - 各イベントの費用を見積もる
リストアップしたイベントごとに必要な費用を見積もります。できるだけ現実的な金額を設定しましょう。 - 収入の見通しを立てる
現在の収入だけでなく、将来的な昇給やボーナスも考慮して、収入の見通しを立てます。 - 収入と支出のバランスを考える
見積もった支出と収入のバランスを考え、毎月の貯蓄額や無理のない返済額を設定します。
専門家のアドバイスを活用する
ライフプランの作成や住宅購入の際には、ファイナンシャルプランナーなど専門家のアドバイスを受けることもおすすめです。第三者の意見を聞くことで、より現実的な計画が立てられます。専門家は、家計の見直しや最適なローンの選び方など、具体的なアドバイスをしてくれます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
物価高騰の中でも、しっかりとしたライフプランを立てることで、安心して家づくりができるようになります。家族の未来を見据えた無理のない住宅購入を目指して、一緒に頑張りましょう!
こういった時代ですが、やはり、あなたの家庭にあった住宅購入予算を把握して、その予算を守ることが、将来住宅ローンを安全に返済する方法です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が少しでも参考になれば幸いです。これからも家づくりに関する情報をお届けしていきますので、ぜひチェックしてくださいね。
自身の家づくりで大失敗のする寸前で回避。以後はその知識と経験を活かし、住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして、顧客目線で不安を抱えることのない家づくりのサポートを行っている。